介護職の仲間のスキルが統一されている。
だから、身体機能評価に徹することができる。
理学療法士として働いて15年、オアシスに来て3年。今までの経験のなかで、患者さんや利用者さんと初めてお会いするときは、まずざっくばらんな話をして、それからできるだけご本人に話をしてもらうように心がけてきました。そのなかで気づいたことは、ご本人が最初に発した言葉にこそ本心があるということです。その思いを頭に入れながら今後のサービスの流れを組み立てていきます。その上で大切になるのが、具体的かつ実行できそうな目標を見つけることです。筋力・バランス能力・敏捷性・柔軟性や持久力などの身体能力(機能)を高めるのは私たちの仕事。しかし、実際に自分でやってみようとか、次にステップアップしてこうなりたいとか、何かにつなげようと思うことは、外からの力では難しいんです。ご本人から内発的に沸き起こるものが必要になります。
私はいま、オアシスの利用者さんすべての身体機能評価をおこなっています。人数だけを見れば膨大かもしれません。しかし、実現できている理由は確かにあります。それは、利用者さんと直接関わる介護職の方々のスキルが高いから、そして介護方法や利用者さんをみる力がある程度統一されているということ、そのための教育システムや理念がしっかり整備されているからだと思います。また通常病院では、理学療法士は評価をしながら、訓練や治療を一人でおこないます。しかしここでは、評価に徹することができます。理学療法士の評価が介護の現場で活用され、より専門的な介護の提供につながっています。また、理学療法士として先入観を持たずに第三者的な視点を持ちつづけることができますし、利用者さんとじっくりと話す時間もあります。
私は今後、理学療法士の臨床での働き方や、理学療法士がこんなカタチで社会の役に立っている、社会に貢献しているということを世の中にアピールし、発信していきたいと考えています。そして、理学療法士の職域をもっともっと広げていきたいですね。それがいまの私の目標です。 |